日本鍛圧機械工業会が6月8日に発表した2018年5月の鍛圧機械受注額は、前年同月比23.3%増の350億8,000万円となり、3カ月連続で300億を超えた。プレス系は前月に続きプラスを維持するも板金系は10カ月振りに前年を下回った。国内は自動車、金属製品製造業、一般機械と電機、輸出は、インド向け大型・超大型プレスが牽引した。
機種別によると、プレス系機械は前年同月比61.9%増の207億円。超大型プレスは28.5%増、大型プレス91.7%増、中型プレスも45.6%増だが、小型プレスは29.1%減だった。油圧プレスは11倍増、フォーミングも2倍増だが、自動化・安全装置は41.0%減。板金系機械は前年同月比12.2%減の77億5,000万円。プレスブレーキが7.4%減、パンチング9.2%減、レーザ・プラズマも20.1%減。
内外別によると、国内は前年同月比20.3%増の147億7,000万円。自動車は49.7%増、金属製品製造業1.6%増、一般機械9.0%増、電機も35.9%増だが、鉄鋼・非鉄金属は34.7%減となった。
輸出は前年同月比46.5%増の136億8,000万円。インド向けが18倍増、韓国・台湾向けも倍増だが、北米向けは19.4%減、中国向け12.7%減、東南アジア向け28.2%減、欧州向け19.4%減となった。