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双日、パキスタンで現代自動車の組立および卸売、小売事業に参入

 双日は6月6日、パキスタン・イスラム共和国(以下パキスタン)にて、同国最大の財閥ニシャット・グループのニシャット・ミルズ(Nishat Mills Limited)および同社関係会社(併せて、以下NML)、同国最大手のトラクターメーカーであるミラット・トラクター(Millat Tractors Limited、以下MTL)と共同で、韓国の現代自動車ブランドの自動車組立および卸売、小売事業に参入すると発表した。

 2016年3月、パキスタン政府が同国自動車産業の活性化を目的に「自動車開発政策(Automotive Development Policy) 2016‐2021」を策定し、新規参入者に対して優遇制度を導入したことを受け、双日ではNMLと共にヒュンダイ・ニシャット・モーター(Hyundai Nishat Motor (Private) Limited、以下HNMPL)を設立して現代自動車販売の事業性調査を実施、このほど増資の上、MTLなどの出資も受け入れて事業化に踏み切ったもの。

 総事業費は150億円規模、組立工場はパキスタン第3の都市ファイサラバードの経済特区にて現在建設中で2019年12月に完工予定、販売は今後整備する直営ディーラーおよびフランチャイズディーラーを通じ、2024年までに市場シェア6 %の獲得を目指す。

 パキスタンは、人口2億人に達した大国であり、また、政情の安定から経済も順調に拡大している。近年、同国の自動車市場は、年率10%超の成長となっており、今後も、購買層の増加に伴い、更なる市場の伸びが見込まれている。

 双日は、長年にわたる現代自動車の組立・販売事業における経験を有し、製造業や金融、小売などにおける現地リソースを持つNMLとMTLと組むことで、質、商品力の高い現代自動車をパキスタンで存在感あるブランドに育てるとともに、同国の自動車産業の更なる発展に貢献していくとしている。

 ニュースリリース

 

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