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クボタ、低コスト稲作を志向する担い手向けにディーゼルエンジン搭載の6条植・8条植田植機を発売

■ICT機能を強化、低コスト稲作に貢献

 ㈱クボタは6月7日、低コスト稲作を志向する担い手農家向けにGPSを活用して高精度化、低コスト化に寄与する新機能を搭載した田植機「ナビウェル」を9月から発売すると発表した。また、ボンネットカラーもトラクタやコンバインと同じであるオレンジカラーに一新して、次世代田植機として担い手農家を力強く支援していく。販売目標は初年度3,000台。

 ぬかるみの強い湿田などでは、車輪がスリップすることにより株間(苗と苗の間)が設定よりも狭くなりがちだが、GPSの位置情報を元に植え付け位置を補正するので、設定した株間で植え付けが行える。余分な苗を用意する必要がないのでコスト低減が図れ、均等な株間による安定した稲の生育も期待できる。

 また、GPSの位置情報を利用してステアリングを自動で直進方向に補正する「直進キープ機能」に加え、「条間アシスト機能」を装備。ほ場の端でターンしたときに進行方向がずれると液晶パネルに警告が表示され、ずれを自動で補正する。さらに、隣接する苗を踏んだり、苗と苗の間が広がりすぎたりしないので、不慣れなオペレータでもきれいな田植えが可能――など。

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