東洋エンジニアリング(TOYO)は6月4日、㈱大林組と共同で、大林神栖バイオマス発電㈱が茨城県神栖市に計画する50MW級バイオマス発電所建設プロジェクトを受注したと発表した。
プロジェクトは、主に木質ペレットを燃料とするバイオマス専焼発電所を建設するもの。発電設備は、再熱方式(*)を採用した高効率なバイオマス専焼発電設備で、TOYOは大林組と共同で、発電設備一式の設計、機器資材調達、建設工事、試運転までのEPC業務を一括請負で実施する。
TOYOは発電プラントを中心としたインフラ分野を中核事業の1つに位置づけており、これまで火力発電所や太陽光発電所に積極的に取り組んできた。地球温暖化対策の観点から、再生可能エネルギーは今後も重要な役割を担うことが期待され、TOYOは今回の受注を足掛かりにバイオマス発電への取り組みを拡大し、低炭素化社会の実現に貢献していく。
(*)再熱方式:蒸気タービンにて仕事をした蒸気をボイラーにて再加熱し、再度蒸気タービンへ通気させることにより高い発電効率を実現することができる。
<受注概要>
客先:大林神栖バイオマス発電株式会社
受注者:東洋エンジニアリング株式会社と株式会社大林組の共同企業体
建設地:茨城県神栖市
対象設備:50MW級バイオマス専焼発電設備
役務内容:設計、機器資材調達、建設工事、試運転の一括請負
完成予定:2021年