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川崎重工、多用途四輪車「MULE PRO-FX(EPS)」が消防車に国内初採用

 川崎重工業は5月31日、多用途四輪車「MULE PRO-FX(EPS)」(以下、MULE)が大手消防車メーカー、㈱モリタから高い機動性や悪路における走破性などが評価され、同社の新型消防車「小型オフロード消防車 Red Ladybug」のベース車として採用されたと発表した。

 公道走行ができない多用途四輪車が、各種構造を変更することで大型特殊自動車として公道走行が可能な消防車に採用される例は国内で初めてとなる。

 近年、日本で発生している災害の現場では、消火作業、緊急の運送、避難援助、水辺の救助などにおいて不整地を走行でき、なおかつ機動性の高い作業車が必要とされている。MULEシリーズは、4WDによるパフォーマンス、耐久性、快適性を備え、頼りになる“現代のワークホース”として1988年以来、北米を中心に牧場や農場のメインテナンスやハンティングなどで数多くの実績を有することから、不整地での消防活動への利用が期待され、今回の採用となった。

 川崎重工は、今回の消防車のベース車採用を機に、災害対応、消防防災やレスキュー、簡易除雪などの用途拡大に向けた利用を提案し、安全な社会の実現に貢献していく。

 ニュースリリース

 参考:モリタの最新ニュースリリース

 

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