kikai-news.net

三菱ロジスネクスト、2017年度売上はユニキャリア寄与で6割増の4,330億円(更新)

 三菱ロジスネクストが5月8日発表した2018年3月期(2017年度)連結業績によると、売上高は、ユニキャリア連結の寄与により、4,330億9,200万円(前年度比59.8%増)となった。利益面は同社の完全子会社化に伴うのれん償却等の負担が影響し、営業利益は92億8,000万円(同11.7%減)、経常利益は84億2,500万円(同6.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は29億4,100万円(同19.1%減)となった。

  三菱ロジスネクスト2017年度データ

 なお、同社完全子会社化に伴うのれん償却等の影響を除くと、営業利益は191億3,200万円(同46.3%増)、経常利益は182億7,700万円(同29.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は118億7,800万円(同39.3%増)となった。

 三菱ロジスネクストは2017年1月1日付でユニキャリアを完全子会社とし、さらに同年10月1日付で吸収分割による同社との経営統合を行った。これにより、統合シナジーの早期創出と刈り取りを目指し、グループ一体となって新中期経営計画「Perfect Integration 2020」に取組みつつ統合事業基盤を一層強化し、「世界トップクラスの総合物流機器メーカー」を目指している。

<国内事業> 国内事業は、堅調な需要を背景に、国内フォークリフト販売台数を伸長させたこと及びユニキャリア連結の寄与により、売上高は1,771億1,500万円(前年度比64.3%増)となった。セグメント利益もユニキャリア連結が寄与したが、のれん償却等の負担(49億5,500万円)により、26億1,900万円(同10.7%減)となった。

 なお、のれん償却等の影響を除くと、セグメント利益は75億7,500万円(同79.9%増)となった。

<海外事業> 海外事業は、米州、欧州、アジア、中国の全域で販売を伸ばしたこと及びユニキャリア連結の寄与により、売上高は2,559億7,600万円(前年度比56.9%増)となった。セグメント利益もユニキャリア連結が寄与したが、のれん償却等の負担(48億9,600万円)により、66億6,100万円(同12.0%減)となった。

 なお、のれん償却等の影響を除くと、セグメント利益は115億5,700万円(同30.3%増)となった。

<2018年度連結業績見通し> 売上高4,350億円(前年度比0.4%増)、営業利益125億円(同34.7%増)、経常利益110億円(同30.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益60億円(同104.0%増)を見込んでいる。

 三菱ロジスネクスト2018年3月期決算短信

    三菱ロジスネクストの2018年3月期決算説明資料(追加)

 

モバイルバージョンを終了