オークマは５月29日、インドのグルガオン市に営業･技術・サービスの拠点となる「グルガオンテクニカルセンター」を開設したと発表した。
インド経済は順調な成長が続いており、生活水準の向上に伴い高い品質の工業製品が求められるようになってきている。工作機械市場も拡大しており、顧客の加工サポートやアフターサービスに対するニーズが高まっている。オークマでは、こうしたニーズに対し、100％出資の現地法人Okuma India Pvt. Ltd（オークマインド）が応える。
グルガオンテクニカルセンターは、デリー空港から車で約10分の好立地。同センターを拠点に日系企業や地元の顧客からの高まるニーズに応え、地域に根ざした営業活動、技術支援、アフターサービスの一層の充実と、オークマブランドの浸透を図っていく。製品の展示、テストカット対応、加工サポート及びソリューション提供を強化する。また、サービスパーツ在庫の充実による迅速サービスを強化する。
オークマインドは現在、グルガオンテクニカルセンター以外にインド国内5カ所に駐在事務所があるが、今後広大なインド市場をカバーするため、同様のテクニカルセンターをインド各地に展開していく計画。
＜グルガオンテクニカルセンターの概要＞
住所：Okuma India Pvt. Ltd内に設置
敷地面積：370m²
展示機：最新CNC工作機械 3台
立形マシニングセンター MB-56VA
横形CNC旋盤 GENOS L2000M
複合加工機 MULTUS U4000 （10月搬入予定）
＜Okuma India Pvt. Ltdの概要＞
所在地：Plot-89, Phase 2, Udyog Vihar, Gurgaon, Haryana, India
設立：2007年3月
資本金：119,799,000インドルピー(約1億9,800万円)
出資者：オークマ100%出資
従業員数：16名（うちテクニカルセンター要員2名）