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プライメタルズテクノロジーズ、インドJSW スチールから排ガス浄化システなど受注

 プライメタルズテクノロジーズ(以下PT社)は5月23日、インドの鉄鋼メーカーであるJSW スチール社(JSW Steel)から、インド・カルナータカ州のヴィジャヤナガル製鉄所向けに既設第4 焼結プラント(焼結処理容量224 ㎡)用として排ガス再循環 (WGR) システムを含む排ガス浄化システムMeros (Maximized Emission Reduction Of Sintering) 1 基を受注したと発表した。

 この Meros は、焼結プラント用の特別なバグフィルターを組み込んだ乾式ガス浄化システムとして設計されており、インドでは初の導入となる。Meros の焼結排ガス処理能力は最大43 万 m3/h で、排出粉塵量を5 mg/m3 まで大幅に低減する。将来的には、脱硫、脱硝、脱有機物および重金属除去システムの設置も可能。焼結プラントにWGR システムを設置することによって最大50%の排ガスが焼結工程で再循環され、約7%のコークス消費量の削減と、浄化対象の排ガスの最大50%削減が実現可能となる。このMeros プラントは、2019 年第1 四半期に稼働開始の予定で、PT社は、主要機器のエンジニアリングと納入、WGR およびMeros の統合システムのオートメーション、試運転の監督を担当する。

 今回 JSW スチール社向けに受注したMeros は、日本のJFE スチール社およびトルコのカルデミール社向けの直近の受注に続くもので、2019 年後半までに連続納入されることとなる。

 JSW グループは、O.P.Jindal グループの傘下で、インド、米国、南米、アフリカに拠点を持つ数十億ドル規模の複合企業。同グループは4 万人を超える多様な人材を擁し、鉄鋼、エネルギー、インフラ、セメント、ベンチャー、スポーツの主要経済部門にわたって著しい業績をあげている。JSW グループの主要企業であるインドのJSW スチール社は、鉄鋼年産能力1,800 万トンの大手一貫製鉄メーカーで、今後10 年で年間生産量を4 千万トンに拡大する計画。同社は、熱延鋼板、冷延鋼板、無塗装および塗装亜鉛めっき鋼板、ガルバリウム(Galvalume)鋼板、熱処理加工鉄筋、線材、特殊鋼を含む幅広い鉄鋼製品を供給している。

 ニュースリリース

 

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