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ソディック、決算期変更後、2018年12月期の第1四半期業績を発表

 ソディックが発表した2018年12月期第1四半期(1~3月)の業績によると、売上高183億8,500万円、営業利益22億2,700万円、経常利益19億4,700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億2,400万円となった。

 国内は、自動車、半導体関連からの需要が堅調だった。北米では、自動車や航空宇宙関連の需要にはやや慎重さが見られた。欧州はロシア・トルコ等の一部の地域には依然として停滞感が見られた一方、ドイツ、イタリアなどでは自動車、航空宇宙関連からの需要が継続した。中国では春節休暇に伴い、生産、販売に一部影響が見られたものの、ものづくりの高度化及び自動化対応等の影響や政府の補助金政策も後押しとなり、春節明けは受注・販売ともに好調に推移した。アジア地域においても自動車、半導体関連を中心に回復基調となった。

 なお、ソディックは、2017(平成29)年度より決算日を3月31日から12月31日に変更したことに伴い、前年同期比増減の記載はない。

<工作機械事業> ソディックの最大市場である中国では、春節休暇に伴い生産、販売に一部影響が見られたものの、ものづくりの高度化や自動化対応、政府の補助金政策などが追い風となり、春節明けには電動化が進む自動車関連、高機能化するスマートフォン関連、活況な半導体関連を中心に受注・販売ともに好調に推移した。

 北米の自動車関連では設備投資に慎重さが見られたが、国内では自動車及び半導体関連が堅調だったほか、欧州でもドイツ、イタリアを中心に、自動車、航空宇宙関連が引き続き堅調に推移した。その他アジア地域も、タイ、インド、ベトナム、マレーシアなどは自動車関連を中心に回復基調が見られた。

 同事業の売上高は133億6,600万円、セグメント利益は23億6,100万円となり、生産性の向上により高い収益性を確保した。

<産業機械事業> 日本、中国、アジアにおいてコネクタやセンサー部品など自動車関連の需要は引き続き堅調に推移した。スマートフォン関連ではコネクタ向けに一服感が見られましたが、光学レンズ成形の需要先の拡大が見られた。北米についても医療機器関連を中心に堅調な需要が継続した。引き合いは増加傾向にあるものの、春節休暇などの影響により期前半の売上高が伸び悩んだこともあり、第1四半期はやや力強さを欠く結果となった。

 同事業の売上高は24億2,400万円、セグメント利益は1億4,800万円となった。

<食品機械事業> 食品機械事業は、各種製麺機、麺製造プラント、包装米飯製造装置などの開発・製造・販売、その保守サービスを行っている。高品質な調理麺の製造設備需要が引き続き堅調に推移したほか、前期に新しく立ち上げた包装米飯製造装置の需要は国内外で増加している。受注及び出荷は概ね計画通りに進捗したが、複数の案件で検収が第2四半期以降にずれ込んだため、前年同四半期比では売上高・セグメント利益共に増加したものの、計画対比では伸び悩んだ。

 同事業の売上高は10億500万円、セグメント利益は6,800万円となった。

<その他> その他は、精密コネクタなどの受注生産を行う精密金型・精密成形事業、リニアモータやセラミックス部材など独自の技術を活かした製品及びLED照明機器の開発・製造・販売を行う要素技術事業、放電加工機、マシニングセンタ及び射出成形機などのリース事業から構成されている。

 精密金型・精密成形事業は、引き続き自動車関連の需要が堅調に推移したほか、セラミックスの販売も半導体製造装置向けを中心に好調に推移した結果、同事業の売上高は15億8,800万円、セグメント利益は3億800万円となった。

 ソディックの2018年第1四半期決算短信

 決算説明資料

 決算補足資料

 

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