建設機械レンタルのカナモトは、中国子会社が鉱業機器専門の新疆Junrui Zhongyan鉱山設備有限公司(Junrui Zhongyan)と大規模なレンタル契約を締結したと、5月15日、KHLのニュースサイトが報じた。
取引には、Caterpillar 390掘削機6台、SDLG鉱山トラック40台の計1億元(1,300万ユーロ、約17億円)が含まれている。Kanamotoが全額出資するKanamoto(China)Investment Co.、LtdとJunrui Zhongyanは、4月21日、中国ウルムチの式典で署名した。
この契約は、2022年までに中国でトップ3のレンタル会社になるというカナモトの戦略の一部であり、目標収益は8億元(1億ユーロ)以上。同社は中国子会社を5年以内に現地証券取引所に上場することを目指している。
Junrui Zhongyanは、中国北西部の新疆ウイグル自治区に位置し、2015年に設立された。Tianchi(またはHeavenly Lake)地域の南にある露天掘りの炭鉱に発掘サービスを提供し、30台以上の大型掘削機、100台の支援機器、150台のダンプトラックを備えている。
同社は、Tianchiの南の石炭鉱山で9つの露天掘り炭鉱のうち7つの契約を獲得しており、毎年6,000万トン以上の材料を発掘する予定。
カナモトの金本寛中代表取締役会長は、この式典で、「中国の建設機械レンタルは、ヨーロッパや北米の開発賃貸国に比べて非常に小さい市場であったが、潜在的可能性は大きい。同国の規模は15年以内に2,000億ユーロの産業を創出し、300億人民元(40億ユーロ)以上の収入を持つレンタル会社を創出する可能性がある」と述べた。
セレモニーには、キャタピラー社とSDLG(山東林業機械工業株式会社)の関係者が参加した。
カナモトは世界最大のレンタル企業のひとつであり、上海、香港、タイ、シンガポール、フィリピン、インドネシア、ベトナムに拠点を持ち、日本でも3,000人の従業員を擁している。