日本鍛圧機械工業会は5月11日に発表した2018年4月度の受注実績によると、受注総合計は、前年同月比7.3%増の312億7,000万円となった。板金系は引き続き好調に推移しており、9カ月連続で前年を上回った。プレス系も4カ月振りにプラスに転じ、機械合計でもプラスとなり、2018年度は堅調な滑り出しとなった。内外別では、国内は自動車と金属製品製造業、輸出は東南アジアとインドが好調だった。
機種別によると、プレス機械は前年同月比8.0%増の160億3,000万円。超大型プレスは22.6%増、大型プレス67.3%増、小型プレスも8.8%増だが、中型プレスは2.6%減だった。油圧プレスは22.2%増だが、フォーミング41.1%減、自動化・安全装置も30.6%減。板金系機械は前年同月比16.7%増の90億7,000万円。レーザ・プラズマが44.8%増、パンチングも25.8%増だが、プレスブレーキは19.2%減。
内外別によると、国内は前年同月比10.6%増の129億2,000万円。自動車は5.7%増、金属製品製造業33.4%増、一般機械9.3%増、電機も94.4%増だが、鉄鋼・非鉄金属は37.0%減となった。
輸出は、前年同月比11.4%増の121億8,000万円。東南アジア向けが4.8倍増、インド゙向け75.5%増、欧州向け7.9%増、韓国・台湾向けも38.7%増だが、北米向け53.0%減、中国向けも2.2%減となった。