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ファナック、約170億円投じて山梨県忍野村の本社地区に3工場を新増築

 ファナックは5月9日、投資額約170億円を投じて山梨県忍野村の本社地区に工場3棟を新築・増築すると発表した。ロボショット(電動射出成形機)とロボカット(ワイヤカット放電加工機)工場を増築、それらの部品加工を行う新機械工場を新設する。

 ロボショットはスマートフォン向けのカメラレンズ生産に使われ需要が急増しているほか、電動化が進むヨーロッパ市場でも販売が増加している。ファナックもフル生産を続けているが受注残が積み上がっており、生産能力の拡充が必要と判断した。また、金型の加工などに使われるロボカットの工場も11月末までに延床面積を現在の、7,000㎡から1万3,000㎡に拡張。生産能力を1・5倍の月産150台に上げる。さらに、旺盛な設備投資需要に応えるかたちで、3製品の部品を生産する新工場を9月末の完成を目指して建設する。月産能力1,000台分のロボット部品や射出成形機の部品なども手がける。

<ロボショット工場(増築)>

投資金額:約87億円(生産設備費用は含まず)

延床面積:2階建 約2万6,000m²(既存棟は、約2万4,000m²)

生産能力:600台/月(既存棟の生産能力400台/月と合算して)

完成時期:2018年9月末

<ロボカット工場(増築)>

投資金額:約18億円(生産設備費用は含まず)

延床面積:2階建 約6,000m²(既存棟は、約7,000m²)

生産能力:150台/月(既存棟の生産能力100台/月と合算して)

完成時期:2018年11月末

<新機械加工工場(新築)>

投資金額:約65億円(生産設備費用は含まず)

延床面積:平屋建 約2万3,000m²

生産能力:

 ロボット用部品:1,000台分/月、ロボショット用部品:200台分/月、ロボカット用部品:50台分/月

完成時期:2018年9月末

 ニュースリリース

 *以下、参考

 ファナック、射出成型機の生産能力を1.5倍に(日本経済新聞)

 ファナック、山梨に3工場を新増設、170億円投じ射出成形機など増産 (日刊工業新聞)

 ファナック、山梨県忍野村に3工場を新増設(フジサンケイビジネスアイ)

 

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