JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は5月9日、穂高広域施設組合(※1)(長野県安曇野市)より「穂高広域施設組合新ごみ処理施設整備・運営事業」を約179億円で受注したと発表した。
同事業は、JFEエンジニアリングが新たにストーカ方式焼却炉(60t/日×2 炉)と不燃物処理施設(破砕・選別)(3t/日)の設計・施工と、20 年1カ月の施設運営を一括で請け負う。
新しい施設は、超高温高圧ボイラの採用により、同規模施設の中ではトップクラスとなる発電効率21%を実現する。また、JFEエンジニアリング独自の燃焼方式である「対向流空気吹き込み」技術(※2)も採用しており、安定した燃焼を実現できるだけでなく、幅広いごみ量・ごみ質に対応する。これらに加え、JFEエンジニアリング横浜本社内「グローバルリモートセンター」に設置された「JFEハイパーリモート(R)」により、プラントの運転監視・操業支援を行う。最適運転の支援を行うことで、長期的な視点からコスト削減を図り、より安全で質の高い事業運営が可能となる。
※1 組合の組織市町村・・・安曇野市・池田町・松川村・生坂村・筑北村・麻績村
※2 「2016 年度日本燃焼学会技術賞」受賞
<事業の概要>
発注者:穂高広域施設組合
受注者:JFEエンジニアリング株式会社(代表企業)、株式会社武井組、JFE環境サービス株式会社
事業名:穂高広域施設組合新ごみ処理施設整備・運営事業
建設場所:安曇野市穂高北穂高
事業内容:新施設(ストーカ式 60t/日×2 炉)、不燃物処理施設(破砕・選別)(3t/日)の設計・施工と 20 年 1カ月の運営事業
受注金額:179 億 6040 万円 (税込み)
工事期間:2018 年 4 月~2021 年 2 月
運営期間:2021 年 3 月~2041 年 3 月