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広西柳工、柳州ZF機械がホイールローダ用の新世代トランスミッションを11月から量産化

 中国の大手建設機械メーカー、LiuGong Group(広西柳工、本社:柳州市)は5月4日、傘下の広西柳工機械とドイツのZF Friedrichshafen AG(以下ZF社)が4月23日、両社の合弁会社である、柳州ZF機械(Liuzhou ZF Machinery Co.、Ltd、以下LZZF)で新世代のBP230トランスミッションの製造契約を締結したと発表した。この合意により、LZZFは2018年11月から大量生産に入る。これにより、広西柳工は独自の世界レベルのトランスミッション製品を手に入れることができるとしている。

 BP230はERGOPOWERにより開発されたが、中国のユーザーの習慣に合わせた多機能コンポーネントとフロントバックスプリット構造を革新的に採用し、操作をより快適にし、組み立てとメンテナンスを容易にした。

 旧世代の製品と比較して、新型トランスミッションのサイズは小さくなっているが、出力がより強く、より良い性能を得るために同じ容量でより速い速度にマシンを助けることができる。コンパクトなサイズは、トルクコンバータに適している。その間に改良された速度比とその標準的な自動モードは大幅に石油消費を減らすことができる。

 BOXの内部はヘリカルギヤによって駆動され、安定した走行と低騒音を保証する。シフティングの快適性は、自動車や最適化された制御プログラムで一般的に使用される新しい比例弁によっても改善される。高度に統合された設計により、電気油圧制御システムは、GPSを介して遠隔操作でギヤボックスの作動状態を監視し、遠隔からの故障診断を実現し、メンテナンスを容易かつ便利にする。

 このトランスミッションは、LiuGongの856H、862H、870Hなどのホイールローダとグレーダで広く使用できる。4スピードと6スピードの自動ギアボックスのオプションが用意されている。これはWG200のアップグレード製品であり、インポートされたEGROPOWER伝送の代わりで、市場で大きな可能性を秘めている。新型トランスミッションの発売は、LZZFの製品ラインを拡大し、ユーザーに選択肢を広げ、その価値を高めることにつながる 一方、同社の競争力を高め、長期的な発展の基盤を築いていく。

 製品の研究開発は2016年にLZZFで開始され、合計15個のプロトタイプが信頼性テストのために連続して製造された。この製品は、すぐに正式に開始され、2018年11月に大量生産を開始する予定。

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