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千代田化工、アブダビ・ガス液化公社のLNGプラント向けデジタル技術を提供

 千代田化工建設は5月2日、アブダビ・ガス液化公社(アラブ首長国連邦:UAE、アブダビ首長国、以下、ADNOC LNG 社)と、ADNOC LNG社のLNG プラントに対しAI/Big Data 解析等の最新デジタル技術を提供することに関する覚書を締結したと発表した。

 この覚書は4 月29 日にADNOC LNG 社ヌアイミ社長と千代田化工建設山東社長により署名され、翌30 日に開催された日・UAE ビジネスフォーラムにおいて、スルターン・ビン・サイード・アル・マンスーリー経済相および、UAE 訪問中の安倍晋三首相臨席の下、両社長による覚書交換式を行った。

 千代田化工建設は、高度なプラントエンジニアリング技術と業務提携先である㈱グリッド(*1)(本社:東京都)が持つ極めて高度かつ最先端のAI技術を融合し、先進的なデジタル技術サービスを提供することにより、プラントの最適運転・保全および生産効率の改善を通じて、ADNOC LNG 社の資産価値向上に貢献する。

 千代田化工建設は 1976 年にADNOC LNG 社向けに千代田化工建設初となるLNG プラントを納入して以降、LNG プラント設計、調達、建設(EPC)事業強化に取り組み、同事業は千代田化工建設収益の柱に成長するに至った。

 今回、千代田化工建設におけるLNG プラントEPC 事業の原点とも言えるプラントへのデジタル技術の提供を通じて、中期経営計画「未来エンジニアリングへの挑戦」に掲げる「技術・ビジネスモデルイノベーション(デジタル社会対応・新ビジネスモデルの開発)」の実現に向けて邁進していくとしている。

 *1 2016 年12 月20 日発表「AI 技術の活用・開発に関わる千代田化工とグリッドの業務提携契約について」を参照。

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