㈱北川鉄工所は４月20日、ヒロボー（本社：広島県府中市）と産業用無人航空機を開発・製造・販売する新会社の設立について基本合意を締結したと発表した。
無人航空機（ドローン）産業は中国メーカーを中心にホビー・空撮用途の市場が形成されているが、各メーカーによりインフラ点検やエアタクシーなど様々な展開が検討されており、今後は産業用途の無人航空機市場の拡大が予想されている。高い品質が求められる産業用途での市場形成には、高度な製造技術に加えて品質管理体制やメンテナンス体制の整備も必要となり、北川鉄工所が培ってきたノウハウが活かせる新たな成長産業であり、参入すべきと判断した。
事業参入にあたって、産業用ヘリコプター事業の経験が豊富で産業用無人航空機分野において競争力のある独自の技術を保有しているヒロボーと互いに技術・人材・資金を提供する新会社を設立する。ヒロボーからは産業用無人航空機の研究開発部門の技術および技術者を提供し、北川鉄工所からは経営および営業人材を提供する。
＜新会社の概要＞
所在地：広島県府中市／設立予定年月：2018年７月
出資比率：㈱北川鉄工所90％（予定）、ヒロボー10％（予定）
資本金額：90 百万円（予定）
事業内容：産業用無人航空機の開発・製造・販売