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米国の油圧機器メーカー、テキサス・ハイドロリクスがオイルギア社を買収

 米国の油圧シリンダメーカー、Texas Hydraulics(テキサス・ハイドロリクス、本社:テキサス州Temple )は4月3日、The Oilgear Company(オイルギア、本社:ミシガン州Traverse City)を買収したと発表した。Oilgearは、高度に設計された油圧ポンプ、バルブ、システム、およびアフターマーケットサービスのリーディングカンパニー。今回の買収は、Texas Hydraulicsの製品プラットフォームとグローバル市場のプレゼンスを拡大するのに役立つとしている。

 Patrick Taylor(パトリック・テイラー)最高経営責任者(CEO)は、次のように述べている。

 「Texas HydraulicsとOilgearの組み合わせは、コンポーネント、カスタマイズされたシステム、エンドツーエンドのエンジニアリングおよびアフターマーケットサポートサービスなど、油圧ソリューションのリーディングプロバイダです。Oilgearは、産業、石油、ガス、およびモバイル機器市場で最も堅牢で重厚な用途向けに、ワールドクラスのポンプとバルブを提供することで、高いブランドと評判を持つマーケットリーダーです。OilgearがTexas Hydraulicsチームに加わり、当社の高度に設計された油圧ソリューションプラットフォームを世界規模で顧客に拡大することを楽しみにしています。」

 OilgearのCraig LaFave(クレイグLaFave)氏は次のようにコメントしている。

 「当社はTexas Hydraulicsに加わり、当社の製品とサービスの提供を拡大することができます。当社の2社は、最も重要なアプリケーションで品質、耐久性、性能を重視した設計とエンジニアリング能力を備えています。当社はTexas Hydraulicsと提携して、これらの機能を活用し、グローバルな顧客基盤の拡大に向けた価値提案と全体的なソリューションを改善することができると確信しています。」

■Oilgearについて:

 Oilgearは1921年に設立され、油圧ポンプ、バルブ、および大型用途のシステムの製造業者で、幅広いアフターマーケットサービスを提供している。Oilgearはミシガン州Traverse City, MI(トラバースシティ)を拠点とし、産業、石油、ガス、およびモバイル機器の最終市場で幅広い顧客を対象に、全世界で12の主要ファシリティから事業を展開している。Oilgearは、最先端のエンジニアリングソリューションだけを顧客に提供する伝統により、精密で高性能な油圧製品を必要とする業界で標準を確立し、多くの場合、最も厳しい環境で動作する。日本においても古くから販売されており、廃業した日本オイルギヤ(名古屋市)の時代等を経て、2013年にオイルギヤジャパン(本社:群馬県高崎市)が設立されている。

■Texas Hydraulicsについて:

 1968年に設立され、テキサス州のTemple(テンプル)に本拠を置くTexas Hydraulicsは、高度に設計されたカスタム設計の油圧シリンダ、スイベルおよび関連部品のリーディングメーカー。同社は、最も困難なアプリケーション向けのフロントエンド設計ソリューションのリーディングプロバイダとして知られている。Texas Hydraulics、バルブ統合、位置検出技術、大口径および長ストロークのシリンダ製造に関連する専門技術を使用して、顧客に差別化された価値提案を提供している。同社は、インフラストラクチャー、ユーティリティー、天然資源および輸送を含む様々な最終市場において、優良OEM顧客との長年の関係を保有している。テキサス州にある製造スペースは225,000平方フィート以上ある。

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