長瀬産業は4月10日、インドの大手自動車部品メーカー、UNO MINDAグループとの合弁会社であるMINDA KYORAKU(本社:デリー)へ追加出資、2018年内の完成を目指しインド北部グジャラート州に新工場を設立すると発表した。
UNO MINDA グループは、グジャラート州では、自動車メーカーの進出により自動車生産台数が2021 年に130 万台まで伸びると試算しており、こうした需要の取り込みによるシェア拡大を目指す。新工場設立により、現在の年間約 20 億円の売上を2024年には約 43 億円を見込んでいる。
長瀬産業はインドの大手自動車部品メーカーである UNO MINDAグループとの関係強化を進めており、グループの中核である MINDA INDUSTRIES LTD.(ミンダインダストリー リミテッド)、キョーラク(本社:東京都中央区)との3社合弁により、スポイラー などのブロー製品を製造する MINDA KYORAKU を設立、2012年に操業を開始。現在は、㈱千代田製作所(本社:群馬県太田市)も加わり4社合弁となっている。今回の追加出資により、自動車普及率が年々増加するインドにおいて UNO MINDA グループとの関係を一層強固なものにすることを目指す。
<MINDA KYORAKU の概要>
名称 :MINDA KYORAKU LTD./本社所在地:デリー
代表者:Nitesh K. Minda/設立:2011年9月
事業概要:自動車向け部品等ブロー成型品の製造(スポイラー、ダクト、タンク、EAパッド
従業員数:450 人
<UNO MINDA グループの概要>
会長:Nirmal K.Minda/設立:1958年
事業概要:自動車製造(スイッチ、ホーン、ランプなど)
製造拠点:世界7カ国に58工場/従業員数:15,000人