AEM(Association of Equipment Manufacturers:全米機器製造業協会、本部:ウイスコンシン州ミルウォーキー市)は4月10日、米国における2018年3月と第1四半期(1~3月)の農業機械レポート「Ag Tractor and Combine Reports」を発表した。
それによると、3月の米国における2輪駆動トラクタ全販売台数は前年同月比で4%増、四輪駆動トラクタは同5%減、コンバインは同20%減となった。また、2018年第1四半期(1~3月)の米国における小型トラクタ販売台数は前年同期比ほぼ横ばいだったが、100馬力以上の2輪駆動トラクタは約5%減少した。第1四半期における米国の四輪駆動車の販売台数は、前年同期比で約5%増、自走式コンバインの米国販売台数は同4%増加した。
「2018年の第1四半期を終えるにつれて、今年も引き続き堅調な成長が見込まれていますが、農業経済の不確実性が緩和されています」とAGサービスのシニアバイスプレジデントCurt Blades(カッターブレード)は述べている。」
「われわれはまだ、農産物や製造業のコミュニティに懸念を抱かせている鉄鋼関税や中国貿易をめぐって外交的な主導権争いをしている。逆風には、再生可能燃料規格の潜在的なマイナスの変更も含まれています。 そして、全体として、2018年の純農場利益の減少のUSDA予測を見ています。」
「長期的な効率性のためには、多くの農家は設備を交換する必要がありますが、税制改革がプラスの刺激を与えることを期待しています。」
■AEMについて:AEMは北米に本拠を置く国際貿易グループであり、世界市場でオフロード機器製造業を発展させるための革新的な事業開発リソースを提供している。メンバーシップは、世界中の農業および建設関連部門に950社以上の企業と200以上の製品ラインで構成されている。