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日本フルードパワー工業会、2017・18年と年度の油圧・空気圧機器需要見通しを発表

■2018年の油圧は10.1%増の3,796億円、空気圧は5.9%増の5,015億円

 日本フルードパワー工業会は4月11日、2017(平成29)年・年度および2018(平成30)年・年度の油圧・空気圧機器の需要見通しを発表した。

■油圧機器出荷額

 2018(平成30)年・年度の市場動向を見ると、内需は引き続き堅調な公共・民間投資による需要が予測される中、建設機械の排ガス規制生産猶予期間終了に伴う駆け込み需要の反動減継続が危惧される。外需は中国の建設機械市場の好況が続き、米国市場も堅調な状況下にあり大幅増が見込まれる。このため2018(平成30)年は前年比10.1%増の3,796億円、2018(平成30)年度は前年度比9.2%増の3,909億円と予測した。

・歴年ベース出荷額

 2017(平成29年)出荷額(実績)3,447億円(対前年比18.5%増)

 2018(平成30)年出荷額(予測)3,796億円(対前年比10.1%増)

・年度ベース出荷額

 2017(平成29)年度出荷額(見込)3,579億円(対前年度比19.5%増)

 2018(平成30)年度出荷額(予測)3,909億円(対前年度比9.2%増)

■空気圧機器出荷額

 2018(平成30)年度の市場動向を見ると、内需は更なる自動化投資が活発になると見込まれる中、カメラ等の精密機械向け需要減少が続いていることが懸念される。外需は先進国・新興国とも景気は引き続き好調を維持し、特にアジアを中心とした半導体関連の自動化及び省力化投資も見込まれる。しかしながら、空気圧出荷額は非常に高い水準にあるとともに、人手・材料不足が懸念され昨年ほどの大幅増は見込めない。

 このため2018(平成30)年は前年比5.9%増の5,015億円、2018(平成30)年度は前年度比3.2%増の5,061億円と予測した。

・歴年ベース出荷額

 2017(平成29)年出荷額(実績)4,734億円(対前年比23.2%増)

 2018(平成30)年出荷額(予測)5,015億円(対前年比5.9%増)

・年度ベース出荷額

 2017(平成29)年度出荷額(見込)4,894億円(対前年度比22.9%増)

 2018(平成30)年度出荷額(予測)5,061億円(対前年度比3.2%増)

 ニュースリリース

 

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