■基礎研究から量産試作までの一貫した研究開発体制の構築
㈱安川電機は4月11日、世界中の製造業における生産設備や機械などの高度化・自動化へのニーズが急速に高まる中、顧客の要求に対してスピーディーに対応できる体制の構築を目的に、基礎研究から量産試作までの一貫した研究開発拠点「安川テクノロジーセンタ」を新設することを決定したと発表した。
安川電機は長期経営計画「2025年ビジョン」に掲げる「新たな産業自動化革命の実現」に向け、新しいソリューションコンセプト「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)(*)」を2017年10月に発表した。グローバルで高い競争力を持つ安川電機のロボット・サーボ・インバータを進化させ、顧客が課題とされているものづくり現場の改善を「i3-Mechatronics」を通じて進めている。
そのような中、安川電機を取り巻くFA関連の市場では、労働力の不足や多様化するものづくりの変化を背景に、生産設備や機械の高度化・自動化がグローバルで急速に進んでいる。そのような変化する市場ニーズへの対応力をより一層強化するために、安川グループの開発・生産技術の機能を「安川テクノロジーセンタ」に集約し、基礎研究から量産試作までの一貫した研究開発拠点を構築する。
安川グループの技術シナジーを最大化し、魅力ある新製品の開発や安川電機が誇るメカトロニクス技術とICT技術を融合した新しい自動化のソリューション提供を積極的に展開していく。
<安川テクノロジーセンタの概要>
所在地:福岡県北九州市八幡西区黒崎城石
建築面積:約11,000㎡/延床面積:約26,000㎡
開所時期:2020年6月(予定)