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国際協力銀行(JBIC)、フィリピンで大宝工業が実施するプラスチック事業に融資

 国際協力銀行(JBIC)は3月30日、29日に「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、大宝工業(本社:大阪府、國友省爾社長)のフィリピン法人DAIHO (PHILS.), INC.(以下、DPHI)との間で、貸付契約を締結したと発表した。融資は、三菱東京UFJ銀行及び株式会社三井住友銀行との協調融資によるもの。

 今回の融資は、DPHIがフィリピンで行うプラスチック製品の製造・販売事業に必要な資金を融資するもので、生産設備の増設に充てられるもの。(海外拠点一覧

 大宝工業は、1937年創業の中小企業であり、射出成型や加工技術を基盤に、家電やOA機器、映像・音響機器、自動車等に使用されるプラスチック部品等の製造・販売を行っている。1998年、大宝工業は、アジア諸国向けOA機器等の輸出拠点としての役割が高まったフィリピンにおいて、プラスチック部品市場のシェアを確保すべくDPHIを設立した。今回、大宝工業は、アジアにおけるOA機器の需要の高まりを背景に、フィリピンにおける生産体制の強化を企図している。融資は、こうした大宝工業の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

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