国際協力銀行(JBIC)は3月29日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、サムテック(本社:大阪府、阪口善樹社長、以下、サムテック)のメキシコ法人SAMTECH AUTOMOTIVE MEXICO, S.A. de C.V.(以下、STAM、グァナファト州レオン市ピルバ(PILBA)工業団地)との間で、融資金額4,500千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、三菱東京UFJ銀行及び三井住友銀行との協調融資によるもの。
融資は、STAMがメキシコのグアナファト州で行う自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、生産拠点の新設に充てられるもの。
ムテックは、主に自動車部品の製造・販売を行う、1913年創業の中小企業。メキシコは北米・欧州の自動車市場の拡大を背景に、自動車用部品の生産拠点として成長を続けており、サムテックは、STAMの設立を通じた事業拡大を企図している。融資は、こうしたサムテックの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。
<メキシコ工場>(サムテックのニュースリリースより)
社名:SAMTECH AUTOMOTIVE MEXICO S.A.de C.V.
(略称) SAMTECH MEXICO サムテックメキシコ
設立日:2016年10月24日/資本金:1.7億メキシコペソ(約10億円)
設備名:熱間鍛造ライン(3000トンおよび1200トン。いずれも全自動ライン)
土地面積:39,613㎡/建築面積:5,691㎡/延床面積:6,292㎡
工場完成:2018年3月予定/量産開始:2019年1月予定