英国の調査会社、Off-Highway Research(オフ・ハイウエイ・リサーチ)は3月20日、西ヨーロッパ(西欧)における2017年の建設機械販売は前年比13%増の16万562台となった。これは、世界的な金融危機以来の最高レベル需要を抱えていた。重要なことに、西欧各国では、昨年、建設機械販売が増加した。
Off-Highway Researchのマネージングディレクター、Chris Sleight(クリス・スリーテ)は言った。「西欧市場の16万台は、過去10年間で最も強くなっている。この浮力は2018年と2019年に続き、2022年には約15万台の販売台数になると予想されている。これは危機後の困難な年月を経て歓迎されるが、量がさらに増えると市場が過熱するリスクがある。」
いくつかの国々、特に南欧諸国の景気回復モードにはあるが、中欧および北欧のいくつかの主要市場での需要は、危機以前の高値に戻ったり、それを上回ったりしている。
これらの中で最も顕著なのはヨーロッパ最大の建設機械市場であるドイツの3万9,062台で、1990年代初めの統一ブーム以来最高の建設機械販売を獲得した。さらに、スウェーデンとノルウェーの需要は、2000年代半ばに設定された過去の最高値をはるかに上回っている。スペインとポルトガルでは、パーセンテージ・タームの増加が最も大きかった。しかし、これらの国々が世界的な金融危機の余波の中で下落したことは、この堅調な成長があっても、依然としてボリュームは比較的低く、これらの市場の健全かつ自然な規模を反映していないことを意味する。
同じことはイタリアのほうが少ないと言える。市場は依然として危機以前のピークの約50%にすぎないが、4年連続の二桁成長の後、現在は欧州全体の需要の9%を占めている。他の主要市場のうち、フランスは昨年、建設機械販売が18%増加し、前年の急激な低下に続き、2016年に始まった回復を継続した。英国の建設機械のバイヤーは、Brexitを取り巻く懸念や不確実性を昨年、2016年よりも15%多く購入した。