国際協力銀行(JBIC)は3月20日、㈱篠原(本社:東京都、篠原和成社長))との間で貸付契約を2件締結したと発表した。融資金額は合計1,937千米ドル(JBIC分)。融資は、三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は合計約2,933千米ドル相当。(1ドルは約106円)
融資は、篠原のカンボジア王国法人SHINOHARA (PHNOM PENH) CO., LTD.(以下、SPP)がカンボジアのプノンペン市で行う化粧用道具の製造工場の新設に必要な資金を融資するもの。
篠原は、化粧用道具の製造・卸売を行う中小企業であり、2017年7月に製造・卸売拠点としてカンボジアにSPPを設立した。篠原は足許の化粧用道具の需要の高まりを踏まえ、SPPを通じて生産能力の拡大とグローバルな販売強化を企図している。融資は、こうした篠原の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献する。