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新日鉄住金エンジニアリング、中国・安陽鋼鉄より受注した高級家電・建材用の連続焼鈍ラインが完工

 新日鉄住金エンジニアリング(本社:東京都品川区)は3月22日、合弁子会社の重慶新聯鋼鉄設備技術有限公司(以下、CNSE)と共同で、中国安陽鋼鉄股份有限公司(安陽鋼鉄)より受注した高級家電・建材用の連続焼鈍ライン(C.A.P.L.(R))を完工したと発表した。

 この冷延プロジェクトは、連続酸洗冷間圧延設備×1 基、連続焼鈍ライン×1 基、溶融亜鉛連続メッキライン×1 基 他を建設したプロジェクトで、新日鉄住金エンジニアリングは連続焼鈍ライン(C.A.P.L.(R))(*1)を納入した。

 連続焼鈍ラインは、生産能力 70 万トン/年、プロセスセクションの最高通板スピードは 450m/min.で、中国でも最大規模となる家電および建材用の連続焼鈍ライン。また、同プロジェクトは、新日鉄住金エンジニアリングと中国合弁会社であるCNSEとの第1号コンソーシアム対応プロジェクトであり、新日鉄住金エンジニアリングの豊富な設備納入実績に基づく高度な設備技術力とアフターサービス体制等が高く評価され、2011 年に受注し、昨年 8 月から本格稼働を開始した。

 新日鉄住金エンジニアリングは、全世界に C.A.P.L.(R)・CGL(Continuous Galvanizing Line)約 90 基の納入実績を持っており、豊富なC.A.P.L.(R)・CGL 建設で培った先進技術を、CNSE との協業により競争力ある価格で提供することを実現、顧客ニーズに応えていく。

 *1 連続焼鈍ライン(C.A.P.L.(R))とは、熱延工程後に酸洗・圧延された冷延鋼板を、熱処理によって鋼板の結晶構造を変化させ、硬さや強さ、延びなどの性質を向上させる設備。また、洗浄、加熱、冷却、調質圧延、精整の 5 工程を一つのラインで連続的且つ安定的に行い、高品質・低ランニングコストを実現する設備。

<CNSE概要>

社名:重慶新聯鋼鉄設備技術有限公司(英文:CN Steel Plant Engineering Co.,Ltd.)

所在地:重慶市両江新区賽廸路 1 号

総経理:井上 太志(新日鉄住金エンジニアリンリングより派遣)

設立年月日:2009 年 11 月

出資者[出資比率]:新日鉄住金エンジニアリング[51%]、中冶賽迪工程技術股份有限公司(中冶賽迪)[49%]

事業内容:鋼板処理設備(C.A.P.L.(R)、CGL、CCL、ECL 等)の設計、製造、機器調達、販売等

受注実績 :CAPL・CGL 11 基(中国および東南アジア向け)

<安陽鋼鉄社概要>

社名:安陽鋼鉄集団公司

所在地:中国 河南省 安陽市

粗鋼生産:1,006万トン/年(2017年)

生産品種:中厚板、熱延鋼板、冷延鋼板、中小型形鋼、棒鋼・線材

 ニュースリリース

 

 

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