kikai-news.net

日立建機、サービスソリューション「ConSite Pocket」「ConSite Shot」をグローバル提供開始

 日立建機は3月15日、サービスソリューション「ConSite(R)(コンサイト)」について、ICT ならびに IoT および AI 技術を活用し、2020 年頃までにセンシングによる遠隔での故障予兆検知率を約 90%に高め、顧客の課題であるライフサイクルコストの低減に貢献する新たな取り組みを開始したと発表した。

 今回の取り組みは、ConSite を深化させるもの。センシングによる遠隔での故障予兆検知の精度を高める AI の活用および ConSite から配信される情報をスマートフォンやタブレット端末(以下、スマートフォン等)で簡単に確認できる「ConSite Pocket」、代理店のメカニックがスマートフォンを活用し、機械の点検レポートを短時間で作成することを可能とし、現場でそのまま顧客への修理提案を実現する「ConSite Shot」。

 ConSite の AI 活用は、これまで蓄積してきた稼働情報や修理履歴などの情報と、専門的な経験やノウハウなどの技術的知見に基づいた仮説から解を導く考え方の下、AI から与えられる故障予兆情報に従い、代理店スタッフが故障の状態を確認できるようにするもの。その結果を AI にフィードバックすることで、自動学習を繰り返し行い、故障予兆検知の精度を高める。

 「ConSite Pocket」は、これまでe-メールで発信してきたConSiteの情報を、スマートフォン等での確認を可能にしたアプリケーション。顧客と代理店スタッフは、スマートフォン等で ConSiteデータレポートをいつでも、どこでも確認できるとともに、プッシュ通知機能により、機械のアラームに瞬時に気付くことができ、ConSite の利便性をさらに向上させている。

 「ConSite Shot」は、今まで機械の点検後、事務所に持ち帰り有識者にて時間を掛けて作成していた点検レポートが、点検箇所のスマートフォンのカメラでの撮影と、点検結果のコメントを入力するだけで自動的に生成できるアプリケーション。「ConSite Shot」を活用することで、顧客は、点検レポートを通じて、機械の状態をより正確に把握することができるようになる。また、世界中の代理店メカニックが、直接お客さまへの提案活動を開始することを可能としている。

 なお、「ConSite Pocket」および「ConSite Shot」ともに、ConSite の契約をされている顧客と代理店は、無償で使用でき、Google Play(R)および App Store(R)から専用のアプリケーションをダウンロードすることができる(「ConSite Pocket」は 2018 年 4 月よりダウンロード開始)。

 ニュースリリース

 

 

モバイルバージョンを終了