㈱日立製作所は3月14日、鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レールイタリア社(CEO:モーリツィオ・マンフェロット)が、デンマーク王国とコペンハーゲン市、フレゼレクスベア市が共同で運営するMetroselskabet社(以下、メトロセルスカベット社)から、コペンハーゲンメトロのM1/M2線向けに、自動運転鉄道車両8編成(24両)を5,000万ユーロ(約65億円)で受注したと発表した。
日立レールイタリア社は、2002年以降、コペンハーゲンメトロのM1/M2線向けの34編成の自動運転車両をイタリア共和国で製造し、納入した実績がある。また、2019年に開業を予定している新路線の環状線向けに、39編成の自動運転車両を納入する。
今回受注した8編成の車両は、2020年までに納入する予定。鉄道利用者数の増加に応えるために、広い乗車スペースを確保するレイアウトで設計されています。なお、車両の信号・通信装置などについては、アンサルドSTS社が供給する。
■日立レールイタリア社 CEO モーリツィオ・マンフェロットのコメント
本契約を締結できたのは、当社が、乗客にとって快適・安全で信頼性の高い製品やサービスを、お客さまに提供し、円滑な運行サービスに貢献していることの証です。当社は今後も、お客さまと強固で長期的な信頼関係を築いていきます。
■日立レールイタリア社 COO ジュゼッペ・マリーノのコメント
当社の車両は、製造部門の技術力と経験により、グローバルに競争力を有し、高い実績をあげています。今後も継続的な投資により先進的な製造技術を取り入れて、生産性を高めていきます。