伊藤忠商事、大阪ガス、三井造船の3社共同出資により、2017年9月に設立した「市原バイオマス発電株式会社」は3月14日、三井造船千葉事業所(千葉県市原市)内の建設予定地において、「市原バイオマス発電所」の起工式を行ったと発表した。
起工式には共同出資3社の代表取締役社長に加え本事業のプロジェクトファイナンスを組成する日本政策投資銀行・千葉銀行ほか、約100名が出席し、盛大に行われた。
このバイオマス発電事業は、三井造船が施工および運転・保守、伊藤忠商事がバイオマス燃料の供給を行い、大阪ガスの発電所運営の知見を組み合わせることで、各社の強みを活かした安定的な事業運営を行う。3社は今後も国内外における再生可能エネルギーを活用した事業を積極的に推進することで、地球温暖化の防止と循環型社会の形成に貢献していく。
<会社・事業概要>
会社名(出資比率):市原バイオマス発電株式会社(伊藤忠商事 39%、大阪ガス 39%、三井造船 22%)
設立:2017年9月
本社所在地:千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目6番地1
事業内容:電気等供給事業
建設予定地:千葉県市原市(三井造船 千葉事業所内)
発電容量:49.9MW/使用燃料:パーム椰子殻(PKS)、木質ペレット
施工:三井造船/運転・保守:三井造船グループ
燃料供給:伊藤忠商事/国内物流:伊藤忠ロジスティクス
運転開始:2020年10月(予定)