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三菱重工サーマルシステムズ、スウェーデン社と英国・アイルランドにおける空調機・ヒートポンプ給湯機事業で包括的協業

 三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ(本社:東京都港区)は3月13日、スウェーデンに本拠地を置く国際的な空調・冷凍機器販売会社のベイヤー・レフ社(Beijer Ref AB)と、英国とアイルランドにおける空調機およびヒートポンプ給湯機事業についての包括的な協業について合意し、312日(現地時間)に英国の子会社であるMitsubishi Heavy Industries AirConditioning EuropeLtd.(MHIAE、本社:ロンドン)を通じて包括販売契約と販売・サービス合弁会社(JV)の設立・運営契約を締結したと発表した。同地域での大幅な市場シェア拡大に向けて両社グループの連携を緊密化するのが狙い。

 MHIAEは、欧州における空調機およびヒートポンプ給湯機の販売・サービスを統括している。今後は包括販売契約に基づき、英国とアイルランドにある複数のベイヤー・レフ社グループ会社を通じて、三菱重工製品の販売拡大を行っていく。

 また、20185月末の設立を予定するJVは「3D Plus Limited」の社名で、エンジニアリング・コンサルティング業務を担うとともに、特に業務用空調機とヒートポンプ給湯機の販売・アフターサービスに強みを持つ組織を構築。三菱重工サーマルシステムズの技術力とベイヤー・レフ社の販売力およびビジネスノウハウの融合をはかっていく。

 ベイヤー・レフ社はマルメ(Malmo)に本社を置き、欧州を軸に34ヵ国に所在するグループ会社が、冷凍機と空調機の販売を行っている。英国とアイルランドにおいても複数のグループ会社の営業拠点を配置し、冷凍機の提供を中心に幅広く事業活動を展開している。

 三菱重工サーマルシステムズは、ベイヤー・レフ社が持つ高密度の営業拠点網を通じて環境規制への関心が高い英国とアイルランドで高効率、自然冷媒CO2などを用いて環境負荷低減性能にも優れている製品をタイムリーに市場へ供給することにより、市場での競争力につなげるとともに地球温暖化防止にも貢献していく。

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