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横河電機、中国浙江省の大型石油化学プラント建設で成分濃度の分析装置190台を受注

 横河電機は3月8日、子会社である横河電機(中国)有限公司(本社:上海市)が、浙江(チェーチアン)石油化工有限公司から、同社が浙江省の舟山(ショウザン)緑色石化基地で進めている石油化学プラントの第1期建設プロジェクト向けに、成分の濃度を測定する分析装置であるプロセスガスクロマトグラフ「GC8000」を受注したと発表した。

 石油精製・石油化学会社である浙江石油化工は、浙江栄盛(ロンション)石化股份有限公司、巨化(ジュファ)集団公司、桐昆(トングン)集団股份有限公司、舟山(ショウザン)海洋総合開発投資有限公司4社の合資会社として2015年6月に設立された。

 浙江石油化工が進めている石油化学プラントは、年4,000万トンの原油処理能力を備える大規模なもの。プラントは2期に分けて建設され第1期建設プロジェクトでは年2,000万トンの原油処理能力の製油所や年産140万トンのエチレンプラントなどを建設し、2018年12月から稼働する予定。

 横河電機(中国)は一つのプロジェクト向けに納入するプロセスガスクロマトグラフ「GC8000」としては過去最高の190台を第1期プロジェクト向けに納入する予定。「GC8000」は、多種の成分が混合した気体や揮発性の液体を成分ごとに分離し、各成分の濃度を測定する分析装置。今回の受注は、「GC8000」の高い品質と中国の石油精製プラントや化学プラントで使用されてきた実績などが評価されたとしている。

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