パワーマネジメント会社のEaton(イートン)は3月5日(発表地:カリフォルニア)、現在利用可能なスーパーキャパシタと比較して、ワット時当たりの低コストで15%の高いエネルギー密度と20%高い電力密度を提供する新しい3.0ボルトXTスーパーキャパシタを発表した。新しいスーパーキャパシタは、細胞数の多い設計のためにサイズと重量を減らすことができる。
Eatonのスーパーキャパシタ用グローバル製品マネージャであるJason Lee(ジェイソン・リー)氏は次のように述べている。「お客様の電力と効率のニーズを満たすスーパーキャパシタを提供することができて喜んでいます。Eatonの新しいXTスーパーキャパシタは、産業システムのバックアップ、医療機器、48ボルト自動車システムなどの高出力、高エネルギー用途向けに設計されています。その他のアプリケーションには、ロボットや自動誘導車両(AGV)などのマテリアルハンドリングシステムが含まれる。」
EatonのXTスーパーキャパシタは、新しい高性能材料と組み合わせた電気化学二重層キャパシタ(EDLC)構造を利用したユニークで超高容量のデバイス。この高度な技術の組み合わせにより、イートンは、数マイクロアンペアの使用から数秒の数アンペアまで、特定のアプリケーションに合わせたさまざまなコンデンサソリューションを提供することができる。XTシリーズは、エネルギー密度を15%、出力密度を20%向上させ、動作寿命を延ばし、低コストのシステムを実現する。