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セコム、不審物点検およびコミュニケーション可能な自律走行型セキュリティロボットを2種開発

 セコムは3月5日、セコムがこれまでに培ってきた、ロボット技術を駆使した自律走行型の巡回監視ロボット(開発コード:セコムロボットX2)および自律走行し、コミュニケーションが可能な多機能ロボット(開発コード:セコムロボットX3)の試作機を開発、実用化に向けて研究開発を進めていると発表した。

 セコムは、機械にできることは機械に置き換え、人は判断など人にしかできないことをやるべきであると考え、侵入や火災を検知するセンサー技術と緊急対処員による人の力とを組み合わせたオンライン・セキュリティシステムを開発し、運用を進めてきた。その考えをさらに進め、2005年10月に発売したのが、警備員の代わりに敷地内を自動で巡回し、異常個所の発見や不審者への威嚇を行う屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」。

 今回開発した「セコムロボットX2」と「セコムロボットX3」はその機能をさらに進化させたもの。「セコムロボットX2」は夜間など無人の施設を自律走行して巡回監視を行う。搭載されたアームには赤外線センサーと熱画像センサー、金属探知機が内蔵されており、不審な放置物やゴミ箱内を点検する。

 「セコムロボットX3」は㈱本田技術研究所(以下、Honda)がロボティクス研究で培った走行技術を取り入れたロボット。有人エリアを安全に移動することが可能で、警備に加え、道案内や会話など多彩な機能を有したコミュニケーションロボット。

 セコムでは、“共想”をキーワードに、分野・業界を越えた多くのパートナーとの共感を軸にしたオープンイノベーションを進めている。今後もセコムは、これまでに培ってきたロボット技術の知見とノウハウ、そして異なる分野のパートナーとの“共想”を進めていくことで、変化の激しい時代に「安全・安心・快適・便利」が提供できる革新的なサービスを開発していく。

 ニュースリリース

 

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