小津産業は2月28日、同社グループの不織布製品製造機能を強化拡充するため、100%子会社である㈱ディプロ(本社:愛媛県四国中央市)に新工場を建設すると発表した。
㈱ディプロは、ウェットティシュ等の不織布製品の製造販売を行っており、独自の商品開発力と受託製造の豊富な実績を有している。一方、近年堅調に推移するウェットティシュ市場のニーズに対して、生産能力の増強が課題となっている一方、現在の建物及び設備の老朽化への対策も課題となっている。今後、同社が市場競争力を高め、業績を拡大していくためには、更なる品質の向上と生産能力の強化が不可欠であると考え、新しい基幹工場を建設することを決定した。
新工場には高付加価値製品製造のため、化粧品や医薬部外品が製造できるクリーンな環境を備え、防爆エリアも設置する。この新工場の稼働により生産効率および品質の向上を図り、市場競争力の強化に取り組んでいく。
なお、現在の工場については、新工場と連携して生産を行う他、製品や資材等の保管・配送拠点としても活用していく予定。
<新工場の概要>
名称:株式会社ディプロ 本社工場(仮称)
延床面積:約10,000㎡
竣工予定:2019年10月
生産品目:ウェットティシュ等の不織布製品
投資額:約24億円
<株式会社ディプロの概要>
代表者:代表取締役社長 三野 隆
資本金:8,160万円
設立:1998年10月22日
主な事業内容:紙類および不織布の加工並びに販売(ウェットティシュ等の製造販売)
許認可:医薬部外品製造販売業、医薬部外品製造業、化粧品製造販売業、化粧品製造業、医療機器製造業