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IHI、住友共同電力から国内新設天然ガス火力発電所向けガスタービン発電設備を受注

■世界最高レベルの高発電効率を誇る航空機転用型ガスタービンを採用

 IHI227日、住友共同電力(本社:愛媛県新居浜市)から、「LM6000※1PF」ガスタービン3基を含む、15kW級ガスタービン発電設備建設工事を、設計・調達・建設・試運転業務を請負うフルターンキーにて受注したと発表した。

 今回の受注は、住友グループ各社ならびに国内の電力需要に対して将来にわたって環境負荷の低い良質な電力を安定的かつ継続的に供給することを目的とし、住友化学愛媛工場新居浜地区内に建設される。引渡しは20226月の予定。

 地球環境問題への関心が世界的な高まりを見せる中、石油や石炭に比べてCO2排出量が大幅に少ない天然ガスを燃料とする、ガスタービンを用いた発電設備に注目が集まっている。今回受注した発電設備の中心機器である「LM6000PF」は、IHIの発電用ガスタービンラインナップの中でも、高効率を誇る航空転用型ガスタービンであり、実用化されている単機出力4kW級のガスタービンの中で世界最高レベルの性能を有している。

 この他にも、同工場で発生する副生ガス(水素)の有効利用や、「LM6000PF3基・排熱回収ボイラ3基・蒸気タービン2基から構成されるコンバインドサイクル発電方式の採用、また、同工場に蒸気を供給する熱電併給のコージェネレーションの構築により、省エネルギーとCO2排出量低減を同時に実現できる発電設備の構成となっている。

 IHIは今後も、高い発電効率と優れた環境性能を誇るガスタービンを中心とした発電機器・システムの提供や、メンテナンスおよび運用支援サービスをはじめとするライフサイクルビジネスの展開を通じて、国内外における環境負荷の低減と電力の安定供給の両立に貢献していく。

 (※1)「LM6000」:B747などの大型旅客機に搭載されているGE社のジェットエンジン「CF680C2」を発電用に転用したもので、現在実用化されている40MW級ガスタービンの中で、世界最高レベルの性能を発揮する高効率ガスタービン。

 ニュースリリース

 

 

 

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