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三菱電機、韓国でエレベーターの新工場が稼働、開発・検証・製造体制を強化し、グローバル事業を加速

 三菱電機は2月26日、韓国の仁川経済自由区域(Incheon Free Economic Zone)に建設していた、Mitsubishi Elevator Korea Co.,Ltd.(韓国三菱エレベーター、以下、KMEC)のエレベーター新工場を 3 月 1 日に稼働開始すると発表した。新工場には R&D センターを新設し、開発・検証機能を強化するとともに、生産能力を現在の 2.5 倍となる 4,000 台に拡大し、グローバル事業展開の加速と韓国市場での規模拡大を図る。

 三菱電機の調べによると、韓国の新設昇降機市場は、2017 年度約 26,000 台と予測され、中小規模向けの低層ビルの需要の堅調さとリニューアル需要の漸増により、今後も安定した需要が見込まれている。三菱電機は 2001 年、韓国に KMEC を設立し、韓国国内事業を順次拡大してきた。2008 年からは品質と価格競争力を備えた高速エレベーターの輸出を開始し、グローバル供給拠点としての役割も担っている。

 今回、KMEC の技術力を活用したグローバル開発拠点を兼ね備えた新工場を建設し、現在の 2.5倍となる 4,000 台への生産能力拡大を図ることで、より安定的な開発・製造基盤を構築し、グローバル事業展開の加速と韓国市場での事業規模拡大を図っていく。

<工場の概要>

所在地:大韓民国 仁川広域市 経済自由区域 松島(ソンド)地区

敷地面積:18,220㎡

総建築面積:19,070㎡

用途:エレベーター機器の開発・検証・製造

稼働時期:2018 年 3 月 1 日

生産能力:年間 4,000 台

投資額:約 330 億ウォン(約 35 億円)

人員:約 120 名(工場稼働時)

付属施設:エレベーター試験塔(高さ 95m)、据付・保守研修センター

<KMEC 社の概要>

社名:Mitsubishi Elevator Korea Co.,Ltd.(韓国三菱エレベーター)

代表者:取締役社長 金 容晟(キム ヨンソン)

所在地:大韓民国 ソウル特別市

出資比率:三菱電機株式会社 54%、三菱電機ビルテクノサービス株式会社 26%、三菱商事株式会社 20%

資本金:385 億ウォン(2018 年 1 月末時点)

設立:2001 年 12 月

従業員:約 630 名(2018 年 1 月末時点)

事業内容:昇降機の製造・販売・据付・保守

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