東芝は２月20日、3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH(TM)」の生産拡大のために東芝子会社である東芝メモリの四日市工場（三重県四日市市）で建設中の第6製造棟に関する設備投資について、下記のとおり決定したと発表した。
東芝は、2017年8月3日、「東芝メモリの四日市工場第6製造棟に導入する生産設備等の投資について」で、第6製造棟の建屋第2期分の建屋建設を東芝メモリが実施することを公表していた。
今回、エンタープライズ用サーバやデータセンター向けを中心に3次元フラッシュメモリの需要拡大が2018年以降も見込まれることから、一部のクリーンルーム化工事と関連する設備投資を計画通り実施し2018年末に完了する。
これらの投資額は総額270億円を見込んでいる。なお、今回の投資分は、東芝が、2017年11月9日付「メモリ事業への2017年度設備投資計画の増額について」で公表した2017年度のストレージ&デバイスソリューション向け設備投資額（メモリ事業非継続組替前、発注ベース）6,000億円に含まれており、この金額に変更はない。
また、今回の投資に関する費用計上や支払いによる資金影響等は2018年度以降となるため、東芝が2018年2月14日に公表した東芝2017年度連結業績見通しにも変更はないとしている。