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日東精工、中国の子会社「日東精密螺絲工業(浙江)有限公司」で新工場建設

 日東精工(本社:京都府綾部市)2月14日、中国のる連結子会社である日東精密螺絲工業(浙江)有限公司(以下、NPS社)が、新工場(第二工場)を建設、2020年6月に稼働させると発表した。同社グループの成長戦略の一環として、海外における生産設備増強と事業の拡大を視野に入れたもので、これによりグローバル展開をさらに加速させていく。

 日東精工は海外に11社の連結子会社と1拠点を設け、グローバルなモノづくりを展開している。NPS社は、2001年に設立され海外工場としては歴史が浅く、家電、IT・情報機器を中心に事業活動を行っている。一方で、NPS社を取り巻く環境は、ローカル競合メーカーの台頭による価格競争の激化と技術力の向上による品質要求の高度化が表面化している。その対策として標準ねじ製品から日東精工オリジナル製品(高付加価値製品)へのシフトと日本品質が求められる自動車関連ユーザーへのシェア拡大が急務となっており、顧客満足度のさらなる向上のためにこれらが実現できる環境を検討してきた。

 新工場を建設することにより、NPS社は、自動車業界参入に向けた高付加価値製品の生産設備、品質管理体制(IATF16949:2016を認証取得)をより強固にするための検査設備の増強を行うこととなり、目標達成に向けた基盤が整備され、さまざまな相乗効果が期待される。同社では、今回の設備投資の実施と販売活動の強化を図り、2年後に生産能力ならびに売上高を現状の1.5倍に引き上げる計画。

<対象会社の概要>

社名:日東精密螺絲工業(浙江)有限公司

   [Nitto Precision Screw Industrial (Zhejiang) Co., Ltd]

設立:2001年9月

資本金:US$10,000,000

所在地:中華人民共和国浙江省嘉善県恵民街道黄山路48号

代表者:董事長 松井 秀賢

株主:旭和投資股份有限公司(日東精工の台湾の連結子会社)(60%)、日東精工(20%)、その他(20%)

事業内容:工業用ファスナー(ねじ部品)の製造、販売及び、日本から輸入の産機・制御製品の販売

売上:70,134千人民元(2017年実績)

従業員:120名(2017年12月末現在)

認証取得:IATF16949:2016、ISO9001:2015、ISO14001:2015

 ニュースリリース

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