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井関農機とウォーターセル、作業・機械管理システムと農業ICTツールで連携

 井関農機ウォーターセル(本社:新潟県新潟市)は2月14日、井関農機が提供する作業・機械管理システム「アグリサポート」とウォーターセルが提供する農業ICTツール「アグリノート」の連携を、2018年春の提供開始に向けて取り組んでいくと発表した。

 日本農業の構造的変化により、生産性向上に向けた先端技術やICT等を活用した農機が求められている。井関農機は、それらのニーズに対応するため、可変施肥田植機をはじめとする「アグリサポート」搭載のスマート農機と「アグリサポート」と連携する営農管理ソフト「スマートファーマーズサポート」を提供してきた。

 今回、井関農機独自の展開に加え、ウォーターセル提供の「アグリノート」との連携を可能にすることで、より幅広い生産者に農業ICTを活用してもらい、農業経営の効率化に役立ててもらいたいとしている。

 「アグリサポート」と「アグリノート」の連携により、アグリノート上で農機の稼働情報・状態を確認・管理することに加え、農機の稼働状況に応じた農作業記録を自動で保存する。これにより、これまで敬遠されていた作業記録業務の労力を大幅に削減することができる。さらに、データとして分析・活用できる記録を通じて、これまで生産者の課題となっていた圃場1枚毎のコスト・品質・収量の見える化を実現する。

 井関農機が提供する「アグリサポート」は、機体センサーの情報をユニットが読み込み、タブレット端末を通して顧客に農機の状態や圃場毎の作業履歴をわかりやすく伝える。情報の記録や蓄積したデータの見える化を行うことで、情報管理・共有等に役立ち、顧客のより良い農業経営をサポートする。

 ウォーターセルの提供する「アグリノート」は、農場を航空写真マップで可視化し、農作業および圃場の管理やスタッフ間の情報共有をサポートする営農支援システム。PCブラウザのほか、専用のアプリを利用することで、スマートフォンやタブレットからも農作業記録や作物の生育記録の入力・閲覧ができる。

 ニュースリリース

 

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