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日本産業機械工業会、2017年(1~12月)の環境装置受注は前年比79.3%の6,428億円

■2017年 環境装置受注状況(2017年1~12月)

 2017年の環境装置受注は、民需・官公需が減少し、前年比79.3%の6,428億円となり、2年ぶりに前年を下回った。

1.需要部門別の動向

 (1)製造業:鉄鋼向け排煙脱硫装置、排煙脱硝装置、機械向け大気汚染防止装置関連機器、その他向け産業廃水処理装置の減少により、前年比61.4%の559億円となり、4年ぶりに前年を下回った。

 (2)非製造業:電力向け集じん装置、排煙脱硝装置、事業系廃棄物処理装置の減少により、前年比50.6%の461億円となり、4年ぶりに前年を下回った。

 (3)官公需:都市ごみ処理装置の減少により、前年比81.7%の4,721億円となり、2年ぶりに前年を下回った。

 (4)外需:事業系廃棄物処理装置の増加により、前年比135.9%の686億円となり、3年連続で前年を上回った。

2.装置別の動向

 (1)大気汚染防止装置:集じん装置の電力向け、排煙脱硫装置の鉄鋼向け、排煙脱硝装置の電力向けが減少したことから、前年比48.6%の617億円となり、3年ぶりに前年を下回った。

 (2)水質汚濁防止装置:し尿処理装置の官公需向けが減少したものの、下水汚水処理装置の官公需向けが増加したことから、前年比100.2%の2,093億円となり、2年連続で前年を上回った。

 (3)ごみ処理装置:都市ごみ処理装置の官公需向けが減少したことから、前年比78.3%の3,705億円となり、2年ぶりに前年を下回った。

 (4)騒音振動防止装置:騒音防止装置のその他製造業向けが減少したことから、前年比78.0%の11億円となり、2年ぶりに前年を下回った。

 詳細は、日本産業機械工業会

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