JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は2月13日、東京ガスより、茨城幹線ガスパイプライン工事を受注したと発表した。
東京ガスは、エネルギーインフラの整備を加速させており、日立LNG基地と茨城県神栖市を結ぶガスパイプライン「茨城幹線」の建設を進めている。茨城幹線の開通により、関東圏全域に張り巡らせる高圧ガスパイプラインのループ化が完成し、エネルギー供給の安定性が向上する。また、今後さらに導管延伸が進むことにより、天然ガスの普及拡大や発電需要が喚起されることになると考えられる。
このプロジェクトは2020年度の竣工を目指すため、従来のガスパイプライン工事と比較し工期を約2/3に短縮する必要がある。JFEエンジニアリングは、これまでに培ったパイプライン施工技術に加え、短工期に応える施工能力が評価され、全長約92kmのパイプラインのうち約80kmを受注した。
電力・ガス自由化により、様々なエネルギー事業者のパイプライン網の整備需要は今後ますます高まると予想される。JFEエンジニアリングは、これからも国内外で拡大の見込まれる天然ガス関連施設の需要に、豊富な実績と最先端の技術で積極的に対応していく。
<受注概要>
工事件名:茨城幹線ガス管埋設・溶接工事
工事内容:ガス管敷設工事
口径600A×圧力7MPa×約80Km
竣工:2021年3月