CKDは2月9日、薬品包装機で錠剤を包装してシート毎にカットした後に、カット位置のズレやシート印刷のズレを検査できるインライン検査機「フラッシュパトリ FP-Uシリーズ」を2月9日より発売すると発表した。検査処理能力は、最大800シート/分(2列取りの場合)で、標準価格は、800万円~2,000万円(税抜)。CKDでは3年後の2020年度に売上高4億円を見込んでいる。
CKDは、錠剤やカプセルなどの医薬品PTP*自動包装システムにおける、包装機およびインライン検査機で製薬会社から高い評価を得ている。近年の人手不足に貢献するため、これまで検査員が目視で行っていたシート毎にカットした後の検査工程を自動で行える検査機を開発した。
<製品の特長>
(1)カット位置や印刷のズレを自動で検査:シート毎にカットした後のカット位置のズレや上蓋シートの印刷のズレを、±1mmの精度で検査が可能。これにより錠剤情報を記録したバーコードが切れて正しく読み取れないことや、錠剤の品質を保持するシール性の低下を確実に防ぐことができる。
(2)ズレ量のデータ化による生産性の向上:測定したズレ量をデータ化することで、その要因に対して適切な設定に変更ができ、生産性の向上につながる。
*PTP(Press Through Pack):包装体を指で押して取り出す包装形態の頭文字の略