村田機械(本社:京都市伏見区)は2月13日、空気消臭除菌装置と大型タッチパネルを搭載し、自律で走行する世界初の「空間浄化デジタルサイネージ・ロボット」を開発したと発表した。2 月よりハウステンボス・技術センター(本社:長崎県佐世保市)と共同で販売を開始する。
空間浄化デジタルサイネージ・ロボットは、自律走行台車にMaSSC クリーン空気消臭除菌装置を搭載し、走行経路周囲約46m2の空気中の細菌を減少させるとともに、床に付着している細菌やウイルスを殺菌灯による紫外線で減少させるなど、機器が移動する価値を高めた機能を付加している。
また、制御システム(Intelligent Transfer Navigation System)「It’s Navi(R)(イッツナビ)」を搭載し、自動マッピング機能で作成した環境地図をもとに走行することで広い空間でも据え置き型の装置を複数設置する必要がなく、設置工事も不要で簡単に導入できる。さまざまな場所での安全な走行を可能にするとともに、付加機能として大型タッチパネルで効果的に周囲の顧客に情報を提供する。
今後、空港や駅などの公共施設、病院やホテルなどのロビー、大型商業施設、レストラン、カフェ、教育機関、図書館、企業の受付など、利用者への情報発信と業務の合理化・効率化および感染症対策等が求められる多様な場所への普及を目指す。
ハウステンボス・技術センターと村田機械は2018年2月20日~23日に東京ビッグサイトで開催される「国際ホテル・レストラン・ショー」に共同で出展し、空間浄化デジタルサイネージ・ロボットを展示する。