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三菱重工、タイ合弁MACO社の第3工場および電装工場が竣工

■三菱重工サーマルシステムズ、エアコンのグローバル展開強化へ増産体制

◆ 2月7日に竣工式典を開催

◆ 生産能力を増強し、2020年度には2015年度比30%増の270万個を計画

◆ 投資額は総額約30億円

 三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ(本社:東京都港区)は2月7日、タイの合弁企業で家庭用および業務用エアコンの生産・販売を手掛けるMitsubishi Heavy Industries – Mahajak Air Conditioners Co., Ltd.(MACO社)の増産に向けた既存2工場の設備増強と第3工場ならびに電装工場の新設工事を完了し、生産を開始したと発表した。世界的に快適な空調ニーズの高まりとアジアを中心とする家庭用・業務用エアコンのニーズ拡大を背景とする需要増大に対応して、MACO社をさらなるグローバル生産の中心的拠点に育成するのが狙い。

 7日現地では、竣工式を開催。式典には、三菱重工業から木村和明副社長執行役員 インダストリー&社会基盤ドメイン長、三菱重工サーマルシステムズからは武田公温取締役副社長、MACO社の現地合弁パートナーであるマハジャックグループ(Mahajak Group)からはガンチャナチャイプーム・チャバリット(Chavalit Kanchanachayphoom)会長が出席し、MACO社の佐々倉正彦社長らとともにテープカットを行った。

 1988年設立のMACO社は、首都バンコクの郊外にあるラカバン(LadKrabang)工業団地に工場を構えている。今回の増産には総額約30億円を投資。新設した2工場のうち、第3工場では家庭用・業務用エアコンの樹脂および板金部品を製造し、電装工場ではエアコンの基幹部品である電装基板などの実装を手掛ける。

 生産能力の増強により、2020年度には年産個数を2015年度比30%増の270万個にする計画。併せて、設備や工法の見直し、組み立ての同期化などにより生産効率の向上にもつなげ、コスト競争力の強化および仕掛かり・製品在庫の削減をはかっていく。

 三菱重工サーマルシステムズは、革新的なサーマルソリューションを提供する冷熱専業会社として世界の人々の生活をより豊かにする高い競争力を発揮する製品の開発と並行して、今回のMACO社に対する増産・効率化投資のような最適生産体制の整備にも力を注ぎ、グローバル市場における競争優位の確保と地球環境保全への貢献に取り組んでいく。

 ニュースリリース

 

 

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