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牧野フライス製作所、4~12月期売上は21.5%増の1,216億円、10-12月受注は36%増

 ㈱牧野フライス製作所が1月31日に発表した2018年3月期第3四半期累計(4~12月)連結業績によると、売上高1,216億9,100万円(前年同期比21.5%増)、営業利益75億9,500万円、経常利益87億2,000万円、純利益59億円となった。

 4~12月の受注は1,536億5,100万円(前年同期比32.9%増)、第3四半期(10~12月)の連結受注は560億1,500万円(同36.1%増)で、アジアを中心に受注が伸びた。

■第3四半期(10~12月)のセグメント別の受注状況

<セグメントⅠ >(「個別」および国内連結子会社)

 牧野フライス製作所の国内受注は、前年同期を下回った。前年同期には工作機械見本市があったことや、設備投資減税への駆け込み等があったため。半導体製造装置やロボット等の部品加工向けは好調が続くと見られ、金型向け新製品の効果も加わり、第4四半期は前年同期を上回る見通し。

<セグメントⅡ >( MAKINO ASIA PTE LTD )

 アジアは前年同期を上回った。中国では、スマートフォンの金型関連が好調に推移したほか、自動車の金型向けが増加した。半導体製造装置の部品加工向けも増加した。自動車の部品加工向けは堅調に推移した。インドでは自動車、二輪の部品加工向けが増加した。第4四半期は前年同期を上回ると見ている。

<セグメントⅢ >( MAKINO INC. )

 北米は前年同期を上回った。半導体製造装置、医療の部品加工向けにまとまった受注があった。自動車向けは小口案件を中心に継続。航空機向けは若干増加した。第4四半期は前年同期並みになると見ている。

<セグメントⅣ> ( MAKINO Europe GmbH )

 欧州は前年同期を上回った。イタリア、ドイツを中心に、自動車と産業機械の部品加工向けが伸びた。第4四半期は前年同期並みになると見ている。

 2018年3月期第3四半期決算短信

 2018年3月期第3四半期説明資料

 

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