三浦工業(本社:愛媛県松山市)は1月24日、中国現地法人である三浦工業(中国)有限公司 (以下、ミウラ中国)が、1月19日にガスボイラ製造用として第2工場の建設に向けた新たな用地を蘇州工業区に約5万㎡(30年間の使用権)を取得したと発表した。(海外グループ)
深刻化する環境汚染問題を抱える中国産業界では、環境政策として従来の石炭燃料に代わりガス化への法的規制が強化され、ガス焚きボイラの需要が高まっている。急増する受注量と中国市場における当該事業の成長性を考慮し、より強固な生産体制とするためガスボイラ製造の専用工場となる第2工場を計画し、新たな用地として約5万㎡(30年間の使用権)を取得した。
新たに取得した用地は現在の工場から約6.5kmのところにあり、現工場の従業員の継続就業が可能である事と、資材調達環境の継続など利便性を考慮して決定した。なお、工場の詳細については検討中。
ミウラ中国は、1993年に三浦鍋爐有限公司[中国・上海]として設立、2004年には三浦工業設備(蘇州)有限公司[中国・蘇州]として製造工場を立ち上げ、「中国の空を青くする」というスローガンのもと、社員一丸となり中国の環境汚染問題の改善に向けて取り組んできた。今後も、三浦工業の技術を駆使した環境負荷を低減するための省エネルギー提案など環境保護へ貢献する技術やサービスを提供し、中国のみならず世界の顧客に省エネルギーと環境保全で役立てる企業として貢献していくとしている。
<用地の概要>
施設名:三浦工業(中国)有限公司 第2工場
所在地:蘇州工業園区
責任者:三浦工業(中国)有限公司 董事(総経理) 末光 英治
工場敷地面積:50,000 ㎡(30年間の使用権)
※現工場の敷地面積:30,000㎡(50年間の使用権)
投資金額:土地使用権 約3億円