パンチ工業は１月19日、中国の連結子会社である盤起工業（大連）有限公司（本社：大連経済技術開発区）において、大連工場の増設工事が完了、竣工式を行ったと発表した。
パンチ工業グループの中国市場における売上拡大には、市場の旺盛な成長意欲の高まり、ものづくりの高度化に伴う、パンチ工業グループが得意とする精密金型用部品へのニーズ拡大、及びパンチ工業が意図して取組んできた高付加価値の戦略製品の売上増加等が寄与している。
パンチ工業グループは、世界最大である中国の金型用部品市場でトップポジションにあり、今後もマーケットシェアの維持及び更なる成長のため、特注品生産へのシフトと生産能力の拡大という質・量の両面からの対応が喫緊の課題となっており、今回の大連工場増設では、戦略製品のライン新設、研究開発スペースの拡張、そして将来の更なる設備増強に向けたスペースを確保した。
今後も、2016年に稼働を開始したベトナム工場への生産移管等と併せ、グループ生産体制の最適化、受注強化により、中期経営計画「バリュークリエーション 2020」の重点経営課題の一つである「高収益事業の推進とR&D強化」を推進していく。（パンチ工業の海外ネットワーク）
＜工場増設の内容＞
名称：盤起工業（大連）有限公司
所在地：中華人民共和国遼寧省大連市
事業内容：金型用部品の製造、販売
投資額：約４億円
資金計画：自己資金
建築面積：延床面積5,619㎡の増床
稼働開始：2018年５月（予定）
工場の本稼働：2018年５月を予定