近年、チョコレートの健康価値の浸透や、嗜好品としての価値向上に伴い、チョコレート市場は伸長を続けている。2014年には和生菓子を抜いて菓子の中でトップカテゴリーとなっており、2017年には4年連続となる見込み。現在5,000億円を超える市場規模となり、今後も成長が見込まれる市場となっている。
<生産設備増強の概要>
投資額:約210億円
投資内容:製造棟の新設(チョコレート生産ライン 3ライン増設)
稼働時期:2020年1月 〜 順次稼働
投資額:約60億円
投資内容:チョコレート生産ライン 2ライン増設
稼働時期:2018年9月 〜 順次稼働
明治グループでは、「健康な食生活」を顧客に提供するとともに、独自の価値創造にこだわり、強いものをより強くすることで、事業拡大を図っている。特に長年にわたるカカオ研究により、市場における競争優位性の高いチョコレートは、明治の主要事業のひとつとして、以下3つの方向性で、同社の強みを発揮していく。
1.スタンダード:90年以上も続くロングセラーである「明治ミルクチョコレート」を始めとし、楽しく選べるラインアップで展開。子供から大人まで、毎日をもっとわくわくしてもらえるようなチョコレートを目指していく。
2.健康志向:健康な食生活への意識が高い大人に向け、高カカオポリフェノール商品「チョコレート効果」シリーズを中心に、チョコレートのある健康な食生活を提案していく。
3.スペシャリティ:世界に誇れる“チョコレートのJapan Quality”を確立するため、カカオ豆産地との取り組み、チョコレートへの知見、こだわりを集結したBean to Barチョコレート「明治ザ・チョコレート」シリーズを展開していく。