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新日鐵住金とトピー工業、検討してきたリンテックス株式の譲渡契約を締結、2月15日に実行

 新日鐵住金トピー工業は1月15日、新日鉄住金の完全子会社であるリンテックス(本社:岡山県倉敷市)の全株式をトピー工業に譲渡することを昨年来検討してきたが、同日、株式譲渡契約を締結したと発表した。株式譲渡実行は、2月15日の予定

 トピー工業は、ホイール・自動車部品事業をはじめ、鉄鋼事業、産業機械部品事業等の各種事業を展開している。リンテックスは、スチールホイールの製造・販売会社として1952年に設立され、1999年より住友金属工業(現新日鉄住金)の100%子会社となり、現在に至っている。

 トピー工業によると、今後の乗用車用スチールホイールを取り巻く国内環境は、人口減少による自動車販売台数の減少や装着率の低下に伴い需要減退が避けられず、厳しい状況が予想されるものの、世界の自動車需要は新興国を中心に拡大しており、事業基盤の一層の強化が必要となっている。この様な状況を踏まえ、持続的成長を図るため、両社が一体となった国内外事業の体制強化や互いのノウハウを生かした技術革新、経験豊富な人材の活用等による事業改革を推進することが有効であると判断、子会社化を決定した。

 また、新日鐵住金によると、グローバル化の進展や他製品との競争など、スチールホイール事業を取り巻く著しい経営環境の変化に対応し、国内外の顧客の様々なニーズに応え続けていくためには、両社の経営資源を一体化し、活用することが有効であると判断した。

 新日鐵住金のニュースリリース

 トピー工業のニュースリリース

 

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