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新日鉄住金エンジニアリング、福岡市「西部水処理センター下水汚泥固形燃料化事業」の基本契約を締結

 新日鉄住金エンジニアリング(本社:東京都品川区)は1月11日、麻生商事(本社:福岡市早良区)と共同事業体を設立し、2017年12月27日付で福岡市との間で「西部水処理センター下水汚泥固形燃料化事業」の基本契約を締結したと発表した。

 事業は、下水汚泥処分先の長期安定確保,バイオマスエネルギーとしての有効利用及び地球温暖化防止の観点から、既存の焼却方式に代わり燃料化方式が採用され、総合評価による事業者選定が行われた。同事業にあたり、新日鉄住金エンジニアリングは、汚泥有機分ほぼ全てを回収することができる造粒乾燥方式の下水汚泥固形燃料化システム(ジェイコンビ)を提案、下水汚泥の性状変動への対応や周辺環境に配慮した臭気対策等が評価を得て落札に至った。同事業における二酸化炭素の排出削減量は、年間約9,500トンを想定している。

 今後は、2021年1月まで施設の設計・施工、2021年2月から2041年1月までの20年間にわたり維持管理・運営業務および下水汚泥固形燃料の買取・販売業務を行い、固形燃料はセメント工場等で石炭代替として燃料利用される計画。

 ジェイコンビの受注実績は、新庄市・福島市・北九州市・広島県・名古屋市に続き本件で6件目となる。

 新日鉄住金エンジニアリングは、今後も下水汚泥エネルギー市場において下水汚泥固形燃料化事業の拡大に取り組み、循環型社会システムおよび低炭素化社会の実現に貢献していく。

<事業概要>

事業名:福岡市西部水処理センター下水汚泥固形燃料化事業

事業場所:福岡市西区小戸二丁目5番1号 西部水処理センター

契約金額:9,472百万円(税抜)〈設計・建設および運転・維持管理等〉

事業方式:

DBO方式(Design,Build and Operate)

 施設の設計(Design)、建設(Build)および運転・維持管理(Operate)を一括で行う事業

事業期間:

 設計・建設期間:2017年12月~2021年1月31日

 運営・維持管理期間:2021年2月1日~2041年1月31日

施設規模:100t/日(年間処理可能量33,000t)

ペレット生成量:26t/日

 ニュースリリース

 

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